経営理念・戦略をそろばんで考える
~経営方針書を使って業績向上という成果を手に入れよう~
鈴木 丈彦
ちとせ会計事務所 所長税理士
・事業家 & 資産家サポート
・2016年:SA修了
・2017年:SC、PSV修了
・2019年:32TT修了
理念なき経営は罪悪、戦略なき経営はおとぎ話です。
どれ程の会員さんが「経営方針書を活用して業績向上に繋げられた」と実感できているでしょうか?
イノベーションを創造して自社の存在価値を高めて激動の時代を生き抜くには、どのように戦略戦術を策定し、どのように周囲を巻き込んで実践していけばよいのでしょうか?
卓越した経営感覚と共に「数字(B/S・P/L)に対するリテラシー」が必須です。
本年度は、理念や戦略を実現するために、数字から科学的にアプローチすることを通して「業績向上を果たすには、経営方針書をどのように活用したらよいのか」という学びを追求し、業績向上という成果を手に入れます。
1)活動方針
①数字で考える習慣を身に着ける
⑴ 数字で信頼と共感を得る
本気で実践する意図を周囲(社員、取引先、銀行)に伝え、信頼や共感を得て巻き込んでいくには、数字で動機づけするスキルが必須だからです。
自社を数字で科学的に分析できているでしょうか?ライバルと比較しての自社の強み・弱みはどうでしょう?
自社にとって機会・脅威となるものは何ですか?自社の現在地を数字で正確に把握してクロッシングを行い、数字で実践可能な戦略に基づいた目標を立てなければ、目的地である未来像(目標B/S)も、そこに至る道程である戦略(P/L計画)も空理空論です。
⑵ 数字に強い経営者は問題意識を持っている
業績向上には数字でリスクをコントロールしながらチャレンジを着実に実践することが求められます。
⑶ 数字は分かれば面白い
「社長の念いや理念、採用した戦略が、B/S・P/Lにどのように投影されるのか」を学び、数字に対する苦手意識を克服して「数字は面白い」という数字リテラシーを手に入れるためです。
⑷ 数字は経営者の通信簿
B/S・P/Lを使って、採用した戦略が正しかったのか否かを振り返り、実践を通じて明らかになった方針や戦略のズレを修正して、次の打ち手をたてるという一連の数字スキルを磨くためです。
②異業種にこそイノベーションのヒント
⑴ 共に学ぶ仲間として千葉北経営研究会全体で取り組む
課題に共に取り組むことを通じて互いが業界の常識を超えてゼロベースで考える好機にするためです。
⑵ 仲間を知り己を顧みる
よい影響を互いに与え合うためです。「どのように周囲の共感を得て巻き込み、PDCAを回して業績向上につなげていくのか」という共通の課題に、共に向き合い乗り越えていくことで、互いに課題に向き合い続ける動機づけにします。
2)活動内容
①経営方針書を講師から学ぶ
②経営方針「策定」勉強会の開催
③経営方針「発表」例会開催
④全国経営発表大会(9月)への協力と参加
⑤経営方針「実践レビュー」勉強会の開催⑥ベンチマーク(経営方針発表等)